葛飾北斎・画
かつしかほくさい
『和漢絵本魁 初編』
わかんえほんさきがけ しょへん
天保七年(1836)、半紙本、一冊、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai (artist)
Picture book of Chinese and Japanese warriors (Wakan ehon sakigake shohen)
[Nagata Seiji collection]
物部守屋、平将門、項羽、韓信など、日本と中国の高名な武人らを描いた、北斎晩年期を代表する武者絵本です。本書の巻末に二編・三編・続編の刊行予告があり、『絵本武蔵鐙』と『絵本和漢誉』、これに未刊の『画本葛飾振』(版下絵・メトロポリタン美術館蔵)を加えた四部作として構想されたと考えられています。なお永田コレクション本は北島順四郎版の稀少な初摺本です。
読み方:物部守屋=もののべのもりや/絵本武蔵鐙=えほんむさしあぶみ/絵本和漢誉=えほんわかんほまれ/画本葛飾振=えほんかつしかぶり