葛飾北斎ほか・画
かつしかほくさい
『於之波奈嘉々美』(点印譜)
おしはなかがみ(てんいんぷ)
文化後~文政初期(1813~19)頃、大本、四冊、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai and others
Album of haikai evaluation seals (Oshihanakagami)
[Nagata Seiji collection]
俳諧の宗匠が門人らの句を採点する際、その得点の高下を示すために用いた印を「点印」といいます。この点印には意匠を凝らした印影のものが多く、これだけを集成した印譜集が作られました。本資料は大本四帖から成る点印譜集で、その中に北斎が描いた点印の印影が10数点収められています。北斎の最小作品として興味深い作例です。
読み方:宗匠=そうじょう