葛飾北斎・画
かつしかほくさい
『北斎画式』
ほくさいがしき
文政二年(1819)、大本、一冊、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai (artist)
The form of paintings of Hokusai (Hokusai gashiki)
[Nagata Seiji collection]
関西の版元などから出版された大本サイズの絵本。淡彩摺で、恵比須、羅漢、角力、花鳥など様々な主題が、見開きで大きく描かれ、いずれも入念な彫り摺りが成されています。奥付に校合門人として、大阪の北洋・北洲・北敬らが名を連ねています。同時期に、同様の画集的構成をもつ大本サイズの絵本が江戸以外の地域で出版されており(関連画像)、北斎画風を慕う者が広域にいたことを示しています。