葛飾北斎 総房海陸勝景奇覧

葛飾北斎
かつしかほくさい

総房海陸勝景奇覧
そうぼうかいりくしょうけいきらん

文政元年(1818)頃、大々判錦絵、[永田コレクション]

Katsushika Hokusai
Bird's-eye view over land and sea on Chiba peninsula
[Nagata Seiji collection]

北斎が最初に発表した大々判の鳥瞰図で、江戸湾と三浦半島を中心に、江戸から内房および鎌倉方面までを描いています。海上に引かれた点線に「○○のふなぢ(船路)」と付記され、海路が説明されています(関連画像)。こうした鳥瞰図法による一覧図は、鍬形蕙斎(北尾政美)に先蹤作があり、蕙斎は「北斎はとかく人の真似をなす」と批判した逸話が伝わっています。
読み方:鳥瞰図=ちょうかんず/鍬形蕙斎=くわがたけいさい/先蹤=せんしょう

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関連画像
総房海陸勝景奇覧
(総房海陸勝景奇覧・袋)