葛飾北斎
かつしかほくさい
(春興五十三駄之内)戸塚
(しゅんきょうごじゅうさんだのうち) とつか
享和四年(1804)、摺物、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai
Totsuka, from the series Fifty-three stations of the Tōkaidō road with Kyōka (Shunkyō gojūsanda nouchi)
[Nagata Seiji collection]
全59図(うち8図が横長判)から成る摺物の揃物(シリーズ)で、北斎の東海道物としては吉野屋版東海道に次いで早い時期の作です。享和四年(1804)正月の春興摺物として、複数の狂歌連が出資しており、摺物特有の繊細な彫りと摺りが随所にほどこされています。後に画中の狂歌を削って一般向けに販売されました。